2017年02月05日

読後感想 「トコトンやさしい色彩工学の本 B&Tブックス 今日からモノ知りシリーズ」 前田 秀一/著

目で見ているものに色がついていることを普段はほとんど意識することもなく、あのリンゴは赤いということに疑問を持つこともありませんが、よく考えると色って非常に主観的なもので他人に説明することが難しいですね。
先日もベテルギウスを見ていて、赤いっていう人やオレンジっていう人や白っていう人がいて、教科書的には赤と説明されていますが感じ方は人によってずいぶん違うのだなと思いました。
色は光の波長の違いで生じるというのは知っている人も多いですが、その色を客観的に数値化しようとすると非常に難しくなります。
そういう疑問からこの本を読んでみました。
人が色を感じる仕組みを目の中のセンサーのレベルからわかりやすく説明してあり、さらに等色実験という実験に基づき色が表現されているということが分かりました。
詳しい説明は別の資料を読む必要がありますが、専門家でないひとは本書の知識でも十分に役に立ちます。

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2017年01月30日

読後感想「研究するって面白い! 科学者になった11人の物語 岩波ジュニア新書 841 伊藤 由佳理/編著」

女性研究者11人がそれぞれ自分の研究や研究者になるに至った経緯を若い読者のために語っています。
決して天才でも秀才でもない(と思われる)著者達が、紆余曲折しながらも最終的に研究者になった経緯は非常に参考になります。
コツコツとあきらめずに研究をし続ければ、自分の夢がかなうということを実体験をもって示してくれていて勇気をもらえます。
新しいことを始めるのに遅すぎることはないし、何があってもあきらめず最後までやり続けることが夢をかなえる一番の方法だとわかります。
一つ心配なのは、11人の方々が研究者になりたいと思った頃の大学と今の大学では教員の負担が大幅に違っていることです。
競争も激しく、自由に研究ができる時間も少ない中でどうやって頑張っているか、そのあたりをもう少し知りたかったです。

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2017年01月26日

トランプ大統領の考え方

アメリカのトランプ大統領は、よくアメリカ第1主義といいますが、これについてアメリカは変わったとか内向きになった、自国主義になったという論調があります。
でも、よく考えたら一国の大統領が言うこととしては当たり前なような気がします。
例えば安倍総理が日本を第1に考えて政治を行いますというのは当たり前ですし、他国と協力するというのもまわりまわって日本の利益になるからということですよね。
アメリカがかつて世界の警察としてふるまったのも、中東に軍隊を出したのも結果としてアメリカの利益になるからで、決して他国優先ではなくあくまでアメリカ第1主義だったわけです。
そう考えると、世界の国々はみんな自国第1主義なんだと思います。
その関係で思い出すのがゲーム理論のナッシュ均衡です。ゲームのプレーヤー各々が自分に最も利益のある選択をすることで、全体の利益も最大化するという話ですが、世界の各国が自国第1主義になれば戦争や紛争は結果として自国の損害になるので、そういう行動はとれないという”ゲーム”に今の世界はなっています。
トランプ大統領がこの”ゲーム”のルールをもし変えることがあれば、世界はきっと大混乱に陥るでしょうが、彼はそれができるほどの大統領ではないのではないかというのが私の見方です。
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2017年01月09日

テレビ サイエンスZERO「新春スペシャル 2017 科学を大胆予想!」

今週は、竹内さんと科学好きの編集者の方々の楽しそうなトークが見ていて楽しい気分になりました。
南沢さんがなんとか冷静にまとめようとしている姿が微笑ましかったです。
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クローズアップ現代「幸福をさがして 人類250万年の旅 世界的ベストセラー」

あらたなイノベーションが資本主義を助けるのか?
資本主義にかわる共同のフィクションとはなにか?
考えさせられました。
posted by ぼようち at 12:31| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月05日

読後感想 「ひとりビジネスのはじめ方 「好き」を仕事にする!」 吉田 英樹 (著)

著者には申し訳ないですが、立ち読みでも十分な内容です。身近な自分の好きって思うこと、得意なことをWEBを使ってニーズを探して小さなビジネスでもいいから初めて見ましょうという内容です。
特に目新しい情報はないのですが、改めて一人でビジネスを始めるには、ということを俯瞰するにはさっと読めていいかもしれません。
それから、本の作りから著者は女性だと思い込んでいましたが、男性です、これにはちょっとびっくりしました。


posted by ぼようち at 18:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読後感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月11日

40歳からの「認知症予防」入門 リスクを最小限に抑える考え方と実践法 (ブルーバックス) 伊古田 俊夫 (著)

書籍のタイトルを見たとき一瞬50歳からの間違いじゃないのかと思いましたが、認知症はちょうどメタボが気になる年齢のころから徐々にその前触れとなる症状が脳にたまり始めます。その年齢が40歳ころからということのようです。
確かに40歳ころから、体に小さいトラブルが起き始めますし、体形も変わっていっているのが自覚できます。
物忘れしやすくなったという自覚はほとんどないのですが、たまに人の名前が出てこないことがあり、これも年齢のせいかななんて思い始めました。
自分の感覚としては、年をとってからは、物忘れしやすいというよりは覚える必要のないことや詳細に知ることがないことを選別するようになったな、と思います。
認知症以外にも血管性の病気、例えば脳卒中や心筋梗塞などを防ぐためにも食事や運動することに気を付けて、積極的に自分の生活を見直すことが40歳からは必要だと痛感します。
本書にはそういう注意すべき点が詳細に書いてあります。
今はまだ若いから自分には関係ないと思っている方も40歳超えているなら、本書に書いてあるような注意を早めに行うことで60歳前半から後半にかけての認知症発症の危険な年齢を乗り越えることができます。
今すぐにでも目を通した方がいい本です。


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2016年12月03日

読後感想「あの日」 小保方 晴子 (著)

はじめの1/3くらいは、大学院生から生命科学の研究者の卵へと駆け抜けていく若い研究者のエッセイだと思えば非常に面白くワクワクするないようです。
実験や研究の生き生きした記述、日々高揚感をもって新しい研究に向き合って時に大人の世界のドロドロした面に接しながらも、純粋に科学の研究をしたいという気持ちに突き動かされ自然界の謎を徐々に読み解いていく姿に惹きつけられます。
これがあの小保方さんの文章でなければと思いました。
一転して後半以降は、共同研究者特に若山さんに対する不信感の表明や、マスコミに対する恐怖や不満といったあのSTAP騒動を思い出させる記述が続きます。
私も研究をするものとして腑に落ちない記述がいくつもありました。例えば博士論文に関して、3年も前の博士論文の内容の記憶が云々と書かれていますが、自分が頭と手を動かして研究したことは鮮明に記憶に残っていますし、まして10年以上たっているのならまだしも3年しかたっていないのに記憶があいまいになるなんて信じられません。
そういう珍しい人がいることは否定しませんが。
いずれにせよ、STAP幹細胞は世界中で行われた再現実験でも再現できなかったようですし、STAP幹細胞というものは自然界には存在しなかったということは事実のようです。
著者の小保方さんも自分はSTAP細胞が作られるSTAP現象を見つけたのであり、自分が確認したのはOTC4の発現までであると本書の中で述べています。
キメラマウスづくりには自分は一切かかわっていなかったので知らないというスタンスのようです。
私は専門家でもないし、何が正確な情報であるかを自分が信じるにたる知識も情報も持たないので何とも言えませんが、世界中の再現実験で小保方さんの論文の内容が再現できなかったということは少なくともあの論文に書いてあることは、自然界の真実を解明したことにならなかったということはわかります。
本書の読後感想と少しずれてしまいましたが、本書を読んで感じたのは、STAP騒動は実はまだ終了していなくて、またどこかで再燃するのではないかという予感がしたということです。
読む人に注意したいのは、この人が書いていることは決して正しいことではないという疑いの目で読み進めなければいけないと飲み込まれてしまいます。
逆に言うとそうしないと飲み込まれてしまいそうになるくらいの文章でこれがフィクションなら間違いなく面白いという意味です。
さらに別の言い方をすると、本書ではSTAP騒動の真実は何もわからないということです。


posted by ぼようち at 22:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読後感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月29日

池上彰さんが立花隆さんみたいになってきた気がする

最近の池上さんの著書を見ていると、理系関係とくに最先端の基礎科学がらみが増えてきています。
かつて立花隆さんのが政治家に関するノンフィクションから、宇宙や生命に関する著作へと興味の範囲を広げていったのと同じような経過をたどっているますね。ただ、立花さんの方がより専門的に深い記述が多く、池上さんはどちらかというとわかりやすさを重視しているように思います。
posted by ぼようち at 23:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月27日

読後感想「本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方 」 堀江貴文著

効率のいい生き方を求める堀江さんらしい内容で、多くの部分で共感できますが、3章の最後で安定した働き方などもうどこにもないんだという記述がありますが、その堀江さんの言う安定した生き方というのが実際には世の中には多く残されていて、それが公務員です。
リストラや解雇はほぼありませんし、定年後も再就職先が選り好みしなければ用意されます。
住むところも職場が用意してくれますし、手厚い保障で病気で休職したりしても多くの場合給料が支給されます。
年金も民間より多いですし、年取ってからは誰でもそれなりのポジションが与えられますから、年取ってから職場に居ずらくなる民間企業とは大違いです。
若いころは、大きな仕事はできないですが年取ってから大きな仕事ができるのが公務員で、ベンチャーなどは若いころ責任がある仕事を任されることはあるとは思いますが、年を取るとお払い箱でいる場所がなくなります。
どちらを選ぶかは個人の自由ですが、年取ってからつらくなる方が個人的には嫌だな〜と思います。
そう考える人が多いから、公務員志望者が多いのではないでしょうか。
若い人がこの本に影響を受けて、起業したり、ベンチャーに行くのはいいですが上に書いたように年取れば自動的に出世していくという方が楽だという事実もあることも頭の片隅に置いておいた方がいいです。
今はわからないかもしれませんが、50歳ころになると言っている意味がわかる日が必ずきます。

posted by ぼようち at 19:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする